おしゃぶりと歯並びについて

赤ちゃんの「おしゃぶり」は、歯並びに影響しますか?

という質問が 先日新米のパパさんからありました。

 

オオアリです!

 

歯並びのことを考えたら、「おしゃぶり」はやめていただく方がいいと思います。

 

赤ちゃんがぐずった時、おしゃぶりを与えると すっとおさまることも多く、

つい与えてしまいがちなのは判ります。

 

が、おしゃぶりの癖がつくと、口の骨がその形に変形します。

365日、弱い力で、矯正しているような・・・そんな感じです。

 

もしかしたら、普通の方にとって「骨が変形する」ということのイメージは湧きにくいかもしれません。

 

でも本当に、はっきりと変形するのです。

そして、その変形した骨の上に、歯が生えてきます。

 

もちろん、ある一定の年齢になっておしゃぶりを卒業してくれれば問題はありません。

が、なかなかこれが難しい。

そしてその時、嚥下する際に 舌を歯と歯の間に出してしまう癖がついているとやっかいです。

この癖はなかなか治らず、

将来の 「開咬」 (この状態を治すのはこれまたすごく厄介です) につながりやすいのです。

 

ですから、自分の子だったら、おしゃぶりはさせませんね~。

指しゃぶりも同様のことがおきますので、新米パパさん、お気をつけて・・・。

 

でもまあ、子育ては遠くなりにけり・・・の立場から言わせていただくと、

子供が小さい時はあまり細かく考えずに、愛情をシャワーのように注いで育てればそれでOKだったのかもしれず・・・。

楽しい幸せな子育てになることをお祈りしています♪

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)