アメは中高年齢者の敵です!

アメは虫歯の大敵です。
子供の時にアメをだらだら食べてると虫歯なる事は良く知られていると思います。

しかし! それと同じくらい気を付けないといけないのが、
60歳前後から、のどがいがらっぽくなったり、口が渇く、という理由で しょっちゅうアメをなめておられる方です。

歯茎は誰でも年齢と主に加齢現象で下がってきます。 (上の歯だと、歯茎が上がってくる)

それによって、若い頃には歯肉に覆われていた「セメント質」が露出してきます。
このセメント質は、エナメル質と違って非常に柔らかく、虫歯になりやすいのです。
アメなんかを食べていると、そのセメント質がどんどん虫歯になってしまいます。

時に、被せ物が多い方は要注意、大注意です。

昨日も、被せ物ごと歯が付け根からゴロンと取れてきた患者さんが来られました。
2年まえに治療に来られた時には虫歯がなかったはずなので、おかしいと思いお話を聞いてみたところ、
喉がいがらっぽいため、 仕事の間中(事務仕事)、本当にず~っとず~っと のど飴を舐めているのだそうです。

びっくりしました。
一日中アメを舐めているということは、私には想像できないことだったのです。
そんなことをしたら虫歯になるに決まっているのです。

もちろんその方には、すぐにその習慣は止めていただくこと。
もしどうしても何かを舐めていないと咳き込みそうなのなら、
のど飴の代わりにキシリトールのガムかタブレットに変えていただくことをお願いしました。

キシリトールもできれば100%のものにしていただければ、
今度は逆に、それを食べれば食べるほど虫歯予防になるので一石二鳥です。

そういうわけですから、アメを食べるのが習慣になっている方は、
アメを口に入れるたびに入れ歯が近くなっていると想像して頂いて、
今日からぜひお止めになってくださいませ。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)