シネツインで 映画 オーケストラ!
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シネツイン本通りで 映画 「オーケストラ!」 を観ました。
全体のストーリーは期待が大きかっただけに まあまあというところでしたが、
ラスト12分間に チャイコフスキーのバイオリン協奏曲ニ長調のオーケストラ演奏を延々と映すシーンでは
感動で涙が滂沱と流れおち、自分でもびっくりしました。
なにしろ、帰りに頭が痛くなっていたほど泣けたのです。
チャイコフスキーはもともと好みですし、
この曲も耳慣れている好きな曲です。
しかし、これほどまでに心が動かされたのは、その演奏もすばらしかったのでしょうけれど、
なんといってもバイオリニストを演じた女優さんの美しさにあると思いました。
美しい人が奏でると、素晴らしい曲はなお一層その輝きを増すのだ・・という証明です。
私の大好きな作家の沢木耕太郎が
4月の朝日新聞の映画評「銀の街から」で書いてましたが、
このシーンの彼女は まさに 「劇的な美しさ」 なのです。
「ねえねえ、かくかくしかじかで、すっごくきれいな女優さんがバイオリンを弾いててね、
そのチャイコフスキーの曲がいつにもまして素晴らしくドラマチックな曲になってたのよー。感動した~。」
と主人に話すと、いみじくも主人は言いました。
「それはそうでしょ。
だって芸術は五感で感じるもので、五感のうちで一番印象が強いのは視覚なんだから。」
う~ん、なるほど! そういうことね。
納得!!!