ジュースはやめて下さい

1歳~2歳の子供で、お母さんが歯磨きをしようとしても嫌がって
なかなかうまく歯磨きをさせてくれないお子さんは多いものです。

そういう時は、歯磨きの歌を歌ったり、なだめたり、すかしたり、
時には押さえつけたりしながら、
まあとにかく あの手この手で「仕上げ磨き」を習慣にしてもらいます。

一度に上下の歯を磨こうとすると それだけ時間もかかって子供が飽きてくる・・と思ったら、
朝は上だけ、夜は下だけ、でも良いので、
一回一回が いいかげんにならないように 心がけてもらうと良いと思います。

そして、仕上げ磨きを充分させてくれない時は、
仕方ないので糖分を控えます。

食事に含まれる糖分ではなく、間食の糖分です。

具体的には「ジュース類」をやめるだけで、状況はガラリと変わります。

ジュースには、100%野菜ジュース、乳酸菌飲料、スポーツドリンクを含みます。

これらジュース類は、親が買わない、家に置かない、と決めれば良いだけなのですが、
親御さん自身にジュース類を飲む習慣があると、実行が難しくなります。
また、上に兄弟がいて、すでにその子たちが飲んでいると、
もうほとんど実行不可能でしょう。

時々ですが、「ジュース類を与えないでくださいね」とお話すると、
「でもうちの子は、お茶や水は飲まないんです。」
とおっしゃるお母さんがおられます。

それはそうでしょう。
ジュースの味を覚えたら、お茶や水よりジュースを欲しがるでしょう。
子供には「節制」という理性はないのですから。

とにかく家に甘い美味しい飲み物はないのだ。。。。という環境をつくれば、
自然にお茶も水も飲むようになります。

その日の汚れをその日に落とす。
間食の糖分をコントロールする。
歯自体を強くするために「フッ素」を塗る。
虫歯菌の数を減らすために「キシリトール」を上手に摂取する。

この4つで、なんとか4歳までは虫歯ゼロにしていただきたいと思います。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)