何度かに分けて、中村歯科のブラッシングについて書いてきましたが、
多くの患者さんの中には
ご自分から　「毎月ブラッシングをチェックしてほしいから来ても良いですか？」という方から、
「またブラッシング？　もう俺、そういうのしてくれなくていいんだよね。」という方まで、
いろいろおられます。

ブラッシングは嫌い、指導はしてほしくないという方。
もちろんそれはそれで、ご希望のところだけ治療して終わります。

中には、衛生士に
「磨くだけ磨いてほしいけど、ブラッシング指導はしないでね。」
という方もおられて、そういう場合はむしろはっきり言っていただくのが良いと思います。

毎日衛生士がその方の家に磨きに行くわけにもいかず、
その方ご自身が磨けるようになって下さらないと、虫歯も歯槽膿漏も防げないのですが、
まあ、そのうちにそういうお気持ちになっていただけたときに　またお声をかけていただければ…と思っています。

赤染が嫌いな方もおられます。
確かに、仕事途中で来られた男性の患者さんなどは
赤染した後は口の中がほんのりピンクになるので、
赤染はＮＯ！
と伝えていただくのが良いです。

でも本当は、赤染ってすごく大事です。
あれをしないと、その方がどこを磨き残されているのか、その方ご自身にわかりませんから、
努力するポイントがあやふやになることがあります。
（実は私達は、赤染しなくてもプラークが見えますから、大体のことは判るのですが・・・）

その方にあったブラッシング指導を、と常に思ってはいるのですが、
ついつい、その方が一歩でも前に進めるように、
少しでもベターになるように、
と思うあまり、望まれていない方に強要することがないようにとも、気を付けています。