口が閉じないのは、歯並びが悪いからです

小学4年生のSちゃんのお母様から、相談を受けました。

「この子は いつも口をあいているのでだらしがない。

先生からも閉じるように言ってください」 とのこと。

 

Sちゃんは、軽い 出っ歯 なのです。

ですから、「閉じよう」と思えば閉じれますが、

自然の状態だと口は軽く開いてしまい、

お母様に言わせると「しまりのない顔」になってしまうのです。

 

口が閉じないのは、その歯並びのせいであり、Sちゃんのせいではありません。

 

無意識のときにも口を閉じさせようと思われるなら、

小臼歯を抜いて、前歯をひっこめる矯正治療をしないと無理なのです。

 

矯正治療で、いわゆる美しい横顔 「エステティックライン」にしてあげれば、自然に口は閉じます。

 

「だらしがないから口を閉じなさい!」

と叱るのは、こういうタイプのお子さんにとっては非情かつ酷な要求。

 

Sちゃんのせいではないので、叱らないでくださいね、とお母様にお願いしました。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)