安芸幼稚園の検診に行ってきました

昨日は安芸幼稚園の歯科検診でした。

毎年、園のほうでライトを用意して頂くのですが、
これが昔ながらの 近寄ると熱い電球型のライトで、
大きい割に 今一つ口の中が見えにくいので、
今年は「LEDライト付きのルーペ」を持参しました。

このLEDライトは視軸にぴったり合うように設計された優れものでして、
明るさも、普通の場所を照らしたら目が痛くなるほど明るく、
これで見ると口の中がものすごくよく見えるのです。

そうして診ていった園児さんたちの今回の状態は
「歯があまりにも磨けていない状態」でした。

園の指導で、園児さん達は一応の歯磨きをしているので、
表面的にはまあまあなのですが、
下の奥歯の裏側や、上の奥歯のほっぺた側。
特に歯茎のきわの部分が、ひゃ~というほど汚い子が結構見受けられました。

上記の部分は、本人ではまだまだ絶対にうまく磨けない部分です。

保護者の方の頑張りが必要です。

中村歯科では、定期検査に来られたお子さんには
毎回 全員に歯磨き状態のチェックと指導をしていますが、
この部分はお母さんに磨いてもらう練習をしてもなかなかうまくいかない難しい所です。

でもこの部分が虫歯になると、
本人さんに結構大変な思いをさせて治さないといけなくなりますので、
仕上げ磨きの時にがんばってもらいたいチェック部分なのです。

どんなに明るいライトで照らしても、
歯の表面に乗っかっているつばを飛ばすエアーもなく、
検診ではエキスプローラーという先のとがった器具で怪しい溝を探ることも禁止されています。

そういうわけで、検診はあくまでも「おおまかな目安」と受け止めていただきたいと思います。

今はレーザーでごく初期の虫歯もチェックができる時代です。

せめて半年に一度、できれば年に3回くらいは、歯科医院できちんとした定期検査を受けていただくことをお勧めします。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)