昭和50年の救急救命セット
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読んで得する歯のはなし倉庫を整理していたら、救急救命セットが出てきました。
かなり大きなケース。
アンチショック エマージェンシー ケース と書いてある。
開けてみたら、中には狭心症をおこしたときのためのアンプルや、降圧剤、アドレナリン、などにまじって、
気管挿管の道具まであってびっくり。
点滴用のバッグには、マジックで 昭和50年 と父の字で大きく書かれています。
ひえ~~ 昭和50年・・・
当たり前と言えば当たり前ではあるけれど、そんな前から父もちゃんと いざ! という時に備えていたのね~。
現在はどうなっているかというと、
歯科医師会に入っている先生ならば、必要な薬品が揃った救急救命セットを歯科医師会から購入しているはずで、
それは2年に一回、きちんと新品に交換されます。
酸素などはその医院によって準備が違うでしょうが、
中村歯科の場合は、平素から「笑気ガス」の装置があるので、
酸素が必要になればその器械を使うことで、即 100%酸素に対応できます。
もちろん AED も備えています。
でも、気管挿管の道具はありません。
それって、やったことがある先生、いるのかしら?
実際、救急の研修に行っても、気管挿管の実習は一度もありません。・・・というか実習しようがない?
救急救命セットは、いつも手に届くところに置いてあって、時々出して中をあらためていますが、
出来れば一生使わないですませたいものです。