最新 アメリカの口腔ケア パートⅡ
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読んで得する歯のはなし前回のコラムに書いた「アメリカの最新口腔ケア」の講習のつづきです。
実際にアメリカの病院や介護の現場で行っている口腔ケアのうち、
一般の人が応用できるものとしては、
免疫が落ちて、口の中が乾き、虫歯になりやすい患者さんに対しての口腔ケアとして、
下の写真にある Biotene や Orarlbalance というマウスウォッシュや保湿剤と
Dentip というスポンジブラシを使用して口腔ケアを行うことが勧められます。
1 歯磨きやフロスの後には、必ずマウスウォッシュを30秒以上含んでうがいをする。
2 その後保湿剤を粘膜に塗る。
3 その後も4時間おきにスポンジブラシで両方を塗る。
なぜ、アメリカではこのBioteneを推奨しているかというと、
・アルコール配合の洗口液は、プラーク防止効果が証明されていないばかりか
発がん性物質であるアセトアルデヒド副産物を生産してしまうが
そしてBioteneには、そのアルコールが配合されていない。
・唾液酵素システムによって、口の中の良い菌は残しながら悪い菌だけ減少させる。
・ラウリル硫酸ナトリウムが配合されてない。
ということらしい。
ラウリル硫酸ナトリウムというのは、ほとんどの歯磨きに入っている洗剤成分だが、
これを含まない歯磨き粉に変えると、口内炎が減るのだそうである。
これはちょっとしたトピック。
口内炎ができやすい患者さんは、ぜひご自分の歯磨き粉をチェックしてみてください。