犬猫用のデンタルケア用品 犬の歯磨きについて思うこと

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犬の具合が悪くて動物病院に行きました。
そこに、犬、猫の「ホームデンタルケアブック」 というパンフレットがありまして、
興味津々で中を見てきました。

結果は、まあいつものとおり「う~~ん」というところでしょうか?

犬も歯磨きができるならそれにこしたことはありません。

しかし、こと 歯石がつかないようにすること、を考えたなら、
歯磨きは人間と同様 「歯と歯肉の境目」 の汚れを徹底的に磨けないとだめなのです。

これって、人間が自分の歯や子供の歯を磨くのでさえ大変なのに、
相手が犬になると、それはもう なかなかに難しい・・・。
私は今まで飼ってきた犬たち5頭すべてに、この努力をあきらめました。

同じ意味で、デンタルガム などの商品も、
それを噛ましたから歯石がつかなくなるってものではないはず・・・。

でも、このパンフレットで一番疑問だったのは、
犬、猫用の「デンタルリンス」。

液体デンタルケア と謳っていて、
=毎日の飲み水に少量加えるだけで手軽にケアできます=
とあります。

でもその内容は、キシリトールとグリセリン、乳化剤、保存料、グルコン酸亜鉛、着色料。

これを毎日少量水にたらして飲ませて、なにがどうなるのでしょう?
キシリトールは、人間と同様、体重に合わせてかなりの量を摂取しないと虫歯の予防になりませんし・・・。

何より気になったのが、保存料として含まれているクロルヘキシジン。
これ消毒薬にも使うのですが、私の犬にはこんなものを毎日飲ませたくないなぁ・・・。

何事も、そのプラス面がマイナス面を上回らないとダメだと思う私には
これらの犬猫用の液体デンタルケア用品は???です。

受付に展示してあった歯ブラシも、毛先が細くて、毛足が長すぎる。
どちらかというと、毛足が短い歯ブラシのほうが
犬と格闘しながら磨くときは適格に狙った汚れをとりやすいかも。
人間の赤ちゃん用の短めの歯ブラシとかが良いのではないかしら?

歯槽膿漏や虫歯において、人間も犬猫も、基本は変わらないと思うのですけどね。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)