顎関節症とセンター試験
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読んで得する歯のはなしセンター試験の季節です。
自分の子供がセンターを受けた時のことを思い出したりしています。
母親としては、とにかく風邪だけはひかさないようにと気をつかい、
当日の朝、雪が降らないことを祈っていました。
とりあえず今年の広島はお天気には問題はないようで
人ごとながら「良かったね」と思っています。
さて、センター試験、いわゆる受験の季節になると、
毎年必ず「顎関節が痛いんです」・・・という学生さんが来院されます。
今年も年始から はや4人の受験生が「顎関節症の疑い」で来院されました。
中3が3人と、高3が1人です。
顎関節症がひどくなると、本当に痛みで口が開けられなくなります。
もちろん食事をするのもひと苦労です。
でも、この受験生の顎関節症は、4月になると、すなわち受験が終わると何ということなく治ることがほとんどです。
毎年、冬から3月にかけて、顎が・・・と言う患者さんが増えて、
桜前線と共に消えていきます。
顎関節症の原因はいろいろありますが、ストレスが大いに関与している典型例ですね。
ですから受験生の顎関節患者さんには「あまり深刻に心配しなくてもいいよ」
と話しています。
とりあえずすごく痛くて困っている時は、顎関節の炎症をとるための抗生物質。
そして大きい口をあけないこと。
堅いものを食べないようにすること。
これだけで3日くらいで痛みは取れてきます。
それでもまだ日常生活に困るようなら「ナイトガード」を入れますが、
そこまでしないといけない受験生はまれです。
顎が痛くなるほどがんばっている受験生たち、ゴールはもう少しだよー。
早く春が来て、桜の花の下で笑えるように、がんばれ~♪