「ダイアログインザダーク」に行ってきました

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先日、東京の神宮でやっている 「ダイアログ イン ザ ダーク」 に行ってきました。

春に朝日新聞のBeで紹介されてから、ずっと行ってみたかったエンターテイメント(?)。

視覚障害者の(アテンドと呼ばれている)案内で、真っ暗な中をそれぞれ白杖をもって8人のグループで進んで行き、
漆黒の世界で色々なことを体験する、というもの。

チケットは大人5000円。
時間は90分。
予約はネットから。
休日は結構先の予約まで一杯だったりする。

感想は、「とにかくまっくら。」
「真の闇」なのである。

今まで暗いと思ったところでも、しばらくすると ある程度目が慣れてきたりするものだったが、
ここでは完全な闇の世界が作られているので (真の闇を作れる会場探しが大変だったらしい)、
90分たっても、ずっと真っ暗なまま。
全く何も見えないままなのだ。

アテンドの人の案内で、森を再現した部屋で落ち葉を踏みしめ、小川が流れている橋を渡る、
別の部屋に移動してオブジェに触る、
喫茶室でそれぞれ好きなものを注文してお茶を飲む、などする。

でも「さあ、次の部屋です」と言われて手探りで進んで行っても、
とにかく真っ暗闇から真っ暗闇に移動するだけ。

最後の部屋を出て、薄明かりのついた部屋に入り、
90分一緒に行動してきた人達の顔が「見えた」時の嬉しさ、懐かしさ、
心に沁み入る暖かい思い!!

見えるって こんなに素敵なことだったんだ!!!

 

このエンターテイメントの目的は、
暗闇の世界がいかに魅力的か、を体験してもらう、というものらしいが、
申し訳ないけど私の感想は真逆だった。

真っ暗の世界はとても寂しい。
色がわかる、形が見えるということは なんてありがたく、すばらしいんだろう。

主催者には申し訳ないけれど、これが私の本当の感想だったのだから許してほしい。

感想は人それぞれあろうけれど、あの真の闇、一度は体験してみる価値があると思う。

 

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)