インプラントはコンタクトと同じ

歯を失った時の治療法として、ここ何年かは
インプラントという選択肢が ごく普通に説明されるようになってきているが、
患者さんに説明するときに使う私の最近のお気に入りのフレーズは、

「入れ歯とインプラント の違いは、
メガネとコンタクト の違いみたいなものです。」

というもの。

これは目が悪くない人には判らないのだけれど、
普段目が悪くてコンタクトを愛用している人になら
スッと判っていただける感覚。

どんなにうまく合わせてあるメガネでも、メガネはメガネ。
絶対にコンタクトレンズの見え方には叶わない。

入れ歯もしかり。
どんなに上手い入れ歯でも、インプラントの咬みごこちには叶わない。

でもコンタクトは入れっぱなしというわけにはいかないし、
使い捨てでないと、毎晩の手入れも必要。
使い捨てだと便利だけど、
生涯使うことを考えると「知らない方が良かった・・・」と思うような金額になるし。(笑)

インプラントも同じ。
しっかり噛めるようになるけれど、
歯磨きは今まで以上にやらないといけないし、
定期検査は絶対にかかせない。
費用もかかる。
歯ぎしりがある人は、夜に歯を保護する「スプリント」を生涯にわたって入れてもらわないといけない。

その点、入れ歯は割と簡単。
入れ歯をつけたりはずしたりは、メガネをかけたり外したりの感覚?

このフレーズを思いついたときは、
自分で 「すっごく判りやすい!」 と有頂天?になった。

早速 主人にも教えたのだけれど、
コンタクトを使わない主人には、全然ぴんとこないらしく、
主人がこのフレーズを患者さんに使っているのは
残念ながら一度も聞いたことがない。。。。。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)