カイコで病原性の研究?!
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ブログ21日と22日に 小児歯科学会が広島で開催されます。
全国から小児歯科関連の歯科医師が集まって研究発表を行います。
小児歯科学会員である私にもその抄録が送られてきました。
その抄録には今回発表される研究の概要などが載っているのですが、
その中の一つに、「カイコを使って、歯周病菌の病原性を確認する」という研究がありました。
カイコ60頭 (カイコって、頭って数えるんですねー) を使って、
その腹腔に あるタンパク質を注入して変化を調べていく・・という内容。、
読んでいて、気持ち悪さに耐えられなくなりそうでした。
なにしろ私、芋虫類が苦手。
中学の理科の教科書に、あげはちゅの幼虫の写真が載っていて、
そのページが触れなくて(だから教科書を開けなくて)困った記憶があります。
その仲間の「カイコ」を60頭も飼育!!
カイコって、クワの葉を食べる時、音がすごいって言いますよね。
60頭もが食べる音って どう?
ああ、それを想像しただけでも倒れそうなのに、
そのカイコの腹腔内に一頭一頭注射をする~~!!!???
これ、いたってまじめな研究で、この論文を書いている先生はこれで博士号をとるのでしょうが、いやはや・・・。
私の同級生たちもその昔、イカや、ウサギや、犬で、実験をして博士号を取っていました。
犬は ビーグル犬が個体差が少ないから研究には使いやすいと聞いていました。
大学の屋上からは、そのために飼われているのであろう犬たちの声が聞こえていました。
今でもビーグル犬を見るとそのことを思い出して悲しくなります。
麻酔の博士号を取った仲良しの子(今ではオジサンですが)は、
ウサギの目にいろいろな薬剤をたらして、その変化を研究していました。
ウサギは涙が出ないので、薬剤が流れていかないから、というのがウサギを使う理由と聞いて、
ものすごくつらい話だと気分が悪くなったものです。
カイコの話はそういう意味では聞いてもつらくないのですが、
やっぱりカイコにとってはひどい話よね・・・と気持ち悪い中にも申し訳ない気がします。
そういえば雅子様のご成婚のころ、「私、カイコが飼えないから皇室には嫁げない」…というと、
「1000%その可能性はめぐって来ないから大丈夫」 と友人に言われたことがあったなぁ・・・・。