ジェネリック薬 その名前について

ジェネリック薬の良いところは

同じ成分、同じ効き目なのに、

「後発薬」というだけで、薬価が驚くほど低いことです。

 

すなわち患者さんが支払う金額が かなり安くなります。

 

でも、ジェネリックは各薬品に対して其々とてもたくさんあるので、困ることもあります。

 

例えば・・・・

薬を出そうとするときには

患者さんに「他に飲んでいる薬がありますか?」と聞いてから、

その飲み合わせなどを考えて出します。

 

その時に患者さんは、今飲んでいる薬の内容を書いた紙を見せて下さることが多いのです。

昔なら、内科や整形などで出す薬の名前はだいたい決まっていたので(正規薬ばかりだったので)

それを見ればすぐにその内容が把握できましたが、

今はジェネリックが普及したので、薬の名前を見ただけでは

それが何の薬なのか判らないことも多くなったのです。

 

たとえば 鎮痛薬の「カロナール」には、ざっと数えただけで25種近くのジェネリック薬が出ています。

そしてそれぞれに違う名前が付いています。

 

先日の新聞で、内科の先生が同じ悩みを書いておられたのを読んで、

私だけの悩みではないのね、 と思っていたところ、

今日、患者さんが持ってこられた「調剤のお知らせ」の紙を見て 嬉しくなりました。

 

その調剤薬局が出した紙には、

処方したジェネリック薬の名前の下に、カッコつきで正規薬の名前が記されているのです。

 

例えば 処方したジェネリック薬の「チカタレン」のカッコの中は 正規薬の名前の「ボルタレン」。

「レバミド錠」の下には、カッコつきで「ムコスタ錠」。

 

うーん、これは親切である!!!

判りやすい!!

 

これを出したリバーサイド薬局さん、えらいっ!

・・・と拍手喝さいした次第です。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)