ファンギゾンのシロップは歯周病に効くでしょうか?

先日の日曜に CAD/CAM の講習会に行って来ました。

 

これは平たく言うと

削った歯を特殊なカメラで撮影し、

それをコンピューターが読みとって

セラミックの白い歯を作るシステムです。

 

最大のメリットは、その日のうちに、白い歯を入れて帰れることです。

 

5年以上前からこのシステムの器械がデンタルショーなどで発表されていましたが、

仲間うちではいまひとつ評判が悪かったのです。

 

が、その後改良されて、ずいぶん精度が良くなったこと。

このところ金属の値段がどんどん高騰し、すべてをセラミックで作る歯のメリットが出てきたこと。

そのセラミックも、壊れにくい素材に進化してきたこと。

器械そのものの値段も以前に比べたら下がってきたこと。

 

などの理由から、このシステムが時代の波に乗ってきているようです。

 

メーカーは「約15分で、目の前で、白い歯ができあがる」 ことを売りにしています。

 

実際、四角いセラミックの塊が、コンピューター制御されたダイヤモンドバーにどんどん削られていくのを見ると、

「とうとう時代はここまで来たか・・・」と感動しました。

 

しかし、現実にはコンピューターのセッティングにメーカーのインストラクターでさえ結構時間を必要としたことや、

2回も製作途中に割れてしまったこと、

器械の音がすごくやかましいことなどと

システムの値段がまだまだ高額なことを合わせると、ニの足を踏んでしまいました。

 

でもきっと5年後には これがけっこう普及していそうな気がします。

 

これが普及すれば、例えば忙しいビジネスマンが、朝来院して歯を削って、昼に白い歯を入れておしまい!

・・・ということが可能なのです。

 

ただし、保険はききませんし、かなりの高額治療になるのは否めないようです。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)