ブラキシズム(歯ぎしり、くいしばり)は治りませんが・・・
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読んで得する歯のはなし先日の土日は、夫婦別々で違う分野の勉強会に行ってきました。
主人は、広島大学で行われた「ブラキシズム(歯ぎしり、くいしばり)」の勉強会、
私は、東京医科歯科大学で行われた「ジルコニアとCAD/CAMの今」という勉強会に出席しました。
広島大学でのブラキシズムの勉強会の内容は要約すると以下のようでした。
ブラキシズムは根本的には治らない。
その原因はまだ判っていない。
治療は、対処療法としてのナイトガード(マウスピース)を入れる。
ナイトガード(マウスピース)で歯ぎしりが治るわけではないが、、
歯ぎしりによって歯が擦り減っていくことを防ぐので、使ったほうが良い。
ナイトガードの素材は柔らかいものはダメで、堅い素材で作る。
噛み合わせた時に奥歯が前歯より少し強めに、均等に接触するように作る。
顎を横に動かした時は犬歯があたって奥歯が少しだけ離れるようにする。
昼間のくいしばりは患者さん自身に気づいてもらうことから始める。
昼間の対応も非常に大切である。
などなど、中村歯科が行っている治療、患者さんに普段ご指導している内容と全く同じでした。
中村歯科では、私自身が夜間のくいしばりの癖があり、
そのためにおきる知覚過敏や歯のすり減りをかかえているため、
この数年、学会参加はもとより、色々な勉強会に出席し、
また、数多くの文献を読みこんで、
そこで得た知識や技術をすぐに患者さんに還元するようにしています。
上記の広島大学の治療法に加え、
東京医科歯科大学、日本歯科大学、福岡歯科大学、北海道大学などの研修から、
必要な方には自己暗示療法、、その他もお薦めしています。
私と同じように困っている人が、
私達が得た知識によって、少しでも楽になられると良いなぁと思います。
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最近 素人の人でもよく耳にされるであろうジルコニアと、
進歩のめざましいCAD/CAMについては、
また後日、ブログにアップしたいと思います。