上手なブラッシング指導の受け方
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読んで得する歯のはなしブラッシング指導を受けるとき、患者さんはどんな気持ちでいらっしゃるでしょうか?
衛生士に「磨けていない」と言われ、しぶしぶ・・・
なんていう方もいらっしゃるかも。
ブラッシング指導は、患者さんが受け身でいらっしゃる限り、
効果は 「それなりに」 しか出ません。
一番良いのは 「指導してくれる医師、衛生士を、自分のためにどんどん利用してやろう!」
というくらいの貪欲さを持って臨んでいただくことです。
私たち医療サイドを 「とことん使い倒す」 くらいのお気持ちで!
あくまで 「能動的に」!
もう10年近くメンテナンスに通っておられるNさんも、
はじめはひどく歯石がついていて、それを取りに来院された方でした。
初期のころ、歯石がつかない磨き方の指導をしている中で、
ある日私が 「私をご自分のために利用してやろう、というお気持ちで通ってください。」
「この指導はNさんのためにやっていることです。私のためではありません。
いいカッコして、そのときだけ磨いてくる必要もないです。
学校のテストなんかとは違うんですから、できてないときはそう言ってくださればいい。
Nさんがやる気なら、こちらはとことんお付き合いしますから。」
・・・と申し上げると、Nさんは 一瞬ハッとした顔をされました。
それからは本当に能動的に熱心にブラッシングに取り組まれ
ひどい歯槽膿漏が、驚くほどの回復をみせました。
これって、学生時代の塾の活用の仕方に似ています。
生徒が本気で先生にくいついていけば、
やる気のある塾講師なら、とことん教えてくれる・・・・そんな感じ。
ともあれ、中村歯科の患者さん、
どうぞ私たちを最大限活用、利用してください!
患者さんが本気なら、私たちもとことんお付き合いいたします!