国境なき医師団への寄付

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「国境なき医師団」に寄付を送った。

寄付をしたというのもおこがましい少額だけど、
寄付不信の私には画期的な事である。

心がぐぐぐっと動いたのは、先日の新聞に載ったこの写真。

爆撃を受けて治療を受けているというこの子。
知り合いの弟さんに瓜二つなのだ。

じっと私を見つめる目。
現状をあきらめているような、なんともつらい目。
その弟さんが私を見ているような錯覚になり、
いてもたってもいられなくなった。

写真の力である。

そもそも私が寄付不信になったのは、30年も前、
とある県職員をしていた知人が、ユニセフの募金の集計担当だった頃、彼女が堂々と言ったセリフ。

「集計の期限をすぎてから送られてきた募金は、職員仲間の食事に使うのよ」 ・・・であった。

これはこの県だけの、そしてこの部署だけのことと信じたい。

でもこの一言以来、私は個人への寄付以外、一切信じらなくなり、
一度も大きい団体に寄付をした事が無かったのである。

でも今回のこの写真に突き動かされ、
国境なき医師団のHPを開いてみると、
いろんな寄付のパターンがあること、
それをとても簡単に、明確に確認し、
自分の思いがより生きる形で
寄付が出来るようになっていることに驚いた。

寄付として想像しやすい毛布や、ワクチンから、
ランドクルーザーまで、
寄付の内容はいろいろ。

ランドクルーザーには寄付金25000円と書かれていて、
え?こんなに安く寄付できるの?
と思いきや、詳細を開くと一台分の1%であることも判る。

でも2500000円は寄付できなくても
その1%なら自分にも届くかもしれない
・・・・と思わせる事がすごい。

(哀しいかな、私の堅い心では
まだこの1%の寄付はできないけど・・・)

私が送ったほんの少しだけの、何が変るでもないのだけれど。

でも、この男の子が、今は元気でいてくれるといいなぁ・・と心から願っている。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)