子供のころから来てくれている患者さん
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ブログ先日、患者さんのAさんに
「先生、昔とちっとも変わりませんね」
と 突然言われた。
???
この人、5~6年前から来てくれていることは判っているけど、
昔って5年前?
でもそれって日本語としてちょっと変よね?
で、話しているうちに判ったこと。
その彼女(Aさん)、実は小学生の時から来てくれていたらしい。
でも、中高生の時は虫歯がなくて来てないのだそうだ。
だから、つまり彼女の言う「昔の私」とは、
彼女が小学生の頃の私、ということだったのだ。
な~るほど。
そういうことね。
だって、女の子は大学生になってお化粧をし始めるとガラリと変わる。
さなぎが蝶になる…という言葉があるが、まさにそれ。
みんな、みんな、とても綺麗になる。
矯正の患者さんでそれを何時も実感している。
矯正患者さんの多くは、中・高校生で治療して、
その後3~4年の間、観察期間として半年に一回来てもらうのだが、
男子も女子も、ある時を境に別人になって現われて、
私はいつも感動、感嘆しているのだ。
Aさん、思い出せなくてごめんなさい。
あなたはちゃんと昔から来てくれているのにね。
でも、私はしっかり変わりました。
残念ながら、若いころはサナギが蝶に変わるけど、
人生折り返し地点をすぎると、
違った意味での変化が 誰にでも平等にやってくるのですから。(*_*)