子供の歯ぎしり

子供の歯ぎしり、またそれによる歯の擦り減りが増えています。

先日の勉強会でも、少しその話がでていました。

講師の先生も、「10数年前では考えられなかったこと」・・・とおっしゃっていました。

歯ぎしりのせいで、6歳臼歯が平らになってしまっている子。
糸切り歯の先端のとんがりが擦り減って、スパッとナイフで切ったようになっている子。

それらが50歳代の中年の患者さんなら、まだわかるのですが、
小学校中学年くらいの子でそういう感じなのですから驚きです。

たとえば小学4年生だったら、6歳臼歯は生えてからまだ3~4年。
糸切り歯なんてまだ2年も経っていないでしょう。

対策としては、成長期にナイトガードを入れるのは顎の成長を抑制しかねませんので、
とりあえず様子をみる、またはせいぜい「自己暗示療法」をやってみるくらいです。

当院ではあまりにも6歳臼歯の擦り減りがひどく、
エナメル質が削り取られて中の象牙質が見えてきた小学6年生の子供に対して、
それ以上歯が擦り減らないように、薄い金属を接着したことがあります。

やはりストレス社会が原因なのでしょうか・・・。

3月にはこういう症例を検討する研修会に参加し、最新情報を勉強してくる予定です。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)