接遇セミナーに思うこと

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先日、接遇セミナーに行ってきました。

接遇セミナー・・・患者さんにより良く対応するためのセミナー?
最近流行ってます。

挨拶の仕方、お時儀の角度、敬語の使い方、
航空会社の元アテンダントの人が講師だったりします。

もちろんそれはとても大切なことだと思いますが、
医療においてはやはりそれだけではない気がします。

人と人は、心がこもっていれば気持ちが伝わるものだと思います。
治療を一生懸命やっていれば、それは患者さんにも伝わるし、
逆にいい加減にやっていると患者さんはすぐに察するものではないでしょうか?

接遇セミナーや経営セミナー(これは過去25年間に2度しか行ったことがないけど) では、
「良い治療をしていればとか、一生懸命していれば患者さんが来る・・・と思ってはいけません」
と言うけれど、
私はどうしてもその意見に賛成できないのです。

やっぱり、良い治療、その症例に、その人に、真面目に取り組む姿勢が患者さんに伝わって、
信頼関係ができて、
長いお付き合いをしていく。
そういうのが正しいのではないでしょうか。

私がまだ20代で勤務医だったころ、先輩の先生が言っていた次の言葉を思い出します。

「僕はね、繁華街で開業するより、古い住宅地とかで開業したいんだ。
それで家族3世代が通ってくれて、
おじいちゃん元気~?  とか、 お孫さん大きくなりましたねー とか、
先生も年取ったね。
なんていうような会話が出来る医院が目標なんだよね。」

20代の頃はこの言葉の重みが今ひとつピンとこなかった私。
今なら 「その通り!」 と先輩と意気投合できます。

中村歯科は、地域の方から信頼され、長いお付き合いのできる医院でありたいと思っています。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)