「新幹線を運転する」
という現役の新幹線の運転士さんへのインタビューをまとめた本を読みました。

興味深い内容がたくさん。

運転士さんの勤務シフトがどうなっているのか、
どの区間をどういうふうに運転しているのか、
などなど、知らないことがいっぱい。

特に興味深かったのは、メンテナンスのこと。

新幹線は全車両が、２日に一回メンテナンスを受けているのだそうです。

その上で、さらに１８カ月に一回、３６か月に一回、大がかりな検査を受けるそうで、
全部の部品をばらばらにして一個一個点検するとか。

もちろん線路も「ドクターイエロー」という黄色の新幹線がしょっちゅう点検してくれていて、
レーザーや超音波を駆使して安全を守っているのだそうです。

そこには各持ち場で、自分の仕事に誇りをもって、
誠実に、真剣に仕事をしてくれている人がいてこそ、このシステムが生きてくるわけで、
どこかの国のお粗末な事故を思い出し、
日本を誇らしく思ったことでした。