禁煙するくらいなら死んでもいいんです?!

もう10年以上のおつきあいになる患者さんのKさん。
ヘビースモーカー。

10年前の初診時からかなり進んだ歯槽膿漏。
普通なら歯槽膿漏の手術をしないといけないくらい悪いのだけれど、
「手術は絶対嫌」とのことで、徹底的に歯磨きをすることで一本も抜歯せずにここまで何とか来た。

でも今回どうしても奥歯の一本の歯を半分だけ割って抜くことになった。
「このときだけ、一週間だけでいいから、禁煙か、本数を減らすかしてもらうといいんですが・・・」とお話すると、
「お話として聞いておきます。」とのこと。
「禁煙するくらいなら死ぬほうがまし、ということですか?」と冗談半分でお聞きしたら、「そうです!」とのお答え。

恐れ入りました。
この方、歯磨きの腕は天下一品。
「歯磨きのインストラクター」というのがあれば絶対なれるくらいうまい。
これで禁煙さえなされば、ここまで進行した歯槽膿漏ではあるが今の歯を一生使っていくことも可能なのに・・。
でもまあ そこまでおっしゃれば、もう後は自己責任ということで。

あなおそろしきは喫煙かな・・・・。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)