舌磨きは一回30ストロークまで

前回のコラムに書いた「舌磨き」ですが、
これは子供の口臭だけなく、もちろん大人にも大事なことです。

また、口が乾燥しやすい高齢者では、舌苔がつきやすく、
どうしても口臭が出やすくなりますので、
介護の時に舌磨きをしてさしあげると、口臭がずいぶん変わります。

子供でも、高齢者でも、とにかく人にやってあげるときは
力加減が難しいものです。

力を入れ過ぎて出血させてはダメです。

まずは自分が舌磨きを習慣にして、力加減や、どうやったら吐き気を催さないかを体得することが大切です。

人にしてあげるときは、ガーゼや口腔ケア用のウェットティッシュで舌をひっぱっておいて、
舌ブラシでこすりますが、一回30ストロークくらいまでとします。

汚れを浮かせるために、専用のジェルなどをあらかじめ塗って、
30秒くらいおいてから、そのジェルをこすり落とす気持ちでやるとうまくいきます。

そのあとは掻き出した汚れを口に残さないようによくゆすいでもらいます。
ゆすげない場合はよくふき取ることが大切です。

ただし、舌苔が減るのを実感できるには、2週間程度かかります。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)