虫歯の進行止め(サホライド)とは?

子供の歯がちょっとだけ虫歯になった時に、
サホライドという「虫歯の進行止め」を塗ることがあります。

サホライドとは、フッ化ジアミン銀という成分です。

特に、3歳くらいまでで、まだ自分で治療椅子に座れない子供さんなどで、
かみ合わせ面だけの小さい虫歯の場合、
この方法は結構お勧めだと思います。

若い先生はvたまにこのサホライドを
「黒くなるから」「効き目がはっきりしないから」と敬遠される場合もあるようです。

でも、私の30年の経験で言わせていただくと、
このサホライド、大人の歯にも使い方によっては結構有用です。

昔は「サホライド療法」というテキストまであったんですから。(今もあるのかしら?)
この効果は使ってみた人にしかわからない?

ただし、口腔衛生が改善されないのにこれを塗っても効きませんし、
何回も繰り返して塗らないと効きません。
歯と歯の接触点の虫歯はへの効果は少ないです。
もちろん初期の虫歯の時期をすぎたら、この薬の適応ではありません。

・・・ということで、子供の歯のかみ合わせ面の初期虫歯への用途はもちろんですすが、
大人の場合は、きちんとブラッシングされて、飴などをなめる習慣のない方の場合で、
歯茎の近くの初期虫歯に使用すると、(歯頚部ウショクといいます)
使用しない場合と比べて大きな差が出ると思います。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)