食育の勉強会

先日食育の勉強会に参加してきました。

 

立場の違う6名の講師の先生方がいろいろな角度から話をされました。

噛むことは脳の発達に大きな影響を与える。

キレやすい子供や、認知症のお年寄りへの関連が証明されてきている。

学校でも、介護施設でも、日々努力を重ねることが大切。

子供は「早寝、早起き、朝ごはん」 「個食はだめ」。

・・ということを改めて確認するような内容でした。

 

介護の現場では、なんとか口から食べてもらう努力がなされていますが、

噛む、口の中で混ぜる、それを飲み込む、詰まりそうになったら吐き出す、

という一連の動作は、その機能を失った老人にとっては大変な作業です。

 

その機能を回復させるノウハウはあるのですが、

実行するのは 地道で根気のいる大変なことです。

 

同様に、噛まないで育ってきた子供、

ジャンキーな食事だけで育ってきた子供に、

正しい食事を、よく噛んで食べさせる習慣をつけなおすことも、

それはそれは大変なこと。

 

こういう子供は、若いのに 口のまわりの筋肉に力が入らないので、

その筋肉のトレーニングも必要になってきます。

 

矯正治療のときは、そういうお子さんには口輪筋のトレーニングを

メソッドに従って実行してもらいます。

が、これもお母さんとお子さんの地道な努力が要ります。

 

自分の子育てを振り返っても、

努力はしてきたけれども、

なかなか理想通りにはいきませんでした。

 

塾で遅くなったりすれば「個食」にならざるを得ないし、

ぎりぎりまで寝ていて飛ぶように出かけていく子供は、

せかっく用意した朝ごはんも 一口か二口しか食べないで出かけて行ったり。

 

なかなか一筋縄ではいかない問題ですよね・・・。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)