歯槽膿漏が治る人の道具

上の写真は、親しい患者さんが何時も自宅でお使いになっている歯磨き道具一式です。

この方は、ひどい歯槽膿漏でしたが、
一日に1回、夜に20分かけて徹底的に歯磨きをなさることで、
驚くほど歯肉が改善しました。

写真のように、何種類もの歯間ブラシや、すみっこを磨く小さい歯ブラシなどをお使いです。

これらの道具を その歯並びの具合や、歯の傾き、隙間の大きさにあわせて
上手に使い分けておられます。

歯槽膿漏を根本的に治すのは、
高価な歯磨き剤や、特殊な歯ブラシではなく、
ましてや、飲み薬やうがい薬でもありません。

上記のように、道具をうまく使いこなして、いかに自分でその日の汚れを隅々まで落とし切るか。
・・・これにつきます。

勉強に近道がないように、歯槽膿漏の治癒にも近道はありません。

しかし、勉強にその要領があるように、歯磨きにも要領があり、
良い指導のできる、なおかつ相性の良い指導者に巡り合うことも重要です。

そして、結果を出す患者さんは、全員、言い訳をされません。

これはできる方にみごとに共通した特徴で、
私は何時も心の中で頭を垂れています。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)