顎関節症と歯の接触癖 TCH

2月22日号の婦人公論に、
婦人の病気SOS として、、
「顎関節症は歯の接触癖で起こる」
という特集が載っています。
ー東京医科歯科大学の木野先生が監修ー

歯の接触癖は専門的には 「TCH」 と言います。

顎関節症の分野では以前からこれを注意するように喚起されていたのですが、最近になって急にメディアに良くとりあげられるようになりました。

要するに、夜の歯ぎしりや くいしばりだけではなく、昼間に歯と歯が接触していることも歯や顎関節にすごく良くないから、やめてくださいね・・・ということなのです。

その方法としては、ご自身でその癖に気がついてやめていただくしかないので、
部屋のあちこちに「歯をはなそう!」などと書いた付箋を貼っておいて、それを見たら歯を離しましょう・・・というものなんですけれど・・・。

東京医科歯科大学ではこの指導を以前は無料でしていたのですが、この数年は自費治療として3万円~5万円でやっています。

有料にしてからは無料のころと比べて、
患者さんが熱心に取り組むようになられ
臨床実績が上がったのだそうです。

(これは私が東京医科歯科大学の研修で直接聞いてきた話なので本当です)

皮肉な結果というか、なるほど、というか・・・。

中村歯科でもこのTCHについては詳しくご指導していますが、無料です。(笑)
私は結構熱心に話しているつもりなのですが、
患者さんは「付箋を貼る」という方法にあまりピンときておられないように感じています。

歯の接触癖、顎関節症に興味のある方、思い当たる方は、
婦人公論の今月号(草間彌生さんの表紙)の146,147ページを立ち読み?してみてくださいね。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)