接着の進化

歯科には接着という学問テーマがあります。

金属をつけたり、プラスチック系のものをつめたりするときの、接着です。

昨日の夜はその勉強会でした。

日本大学から講師の先生をお招きしたのですが、
判りやすい、かゆい所に手が届く、良い勉強会でした。

接着だけに限らず、最近10年の医療材料の進化はめざましい。

バイオテクノロジーの進化・・というのでしょうか。

次々と新しい理論が確立され、
それにともない新しい材料が、どんどん発売されています。

昨日の先生もおっしゃっていましたが、
「昨年までの講義なら、これはだめだ、と申しましたが、
今年になって、材料が飛躍的に良くなったので、
見解を変えてお話しています。」
とのことで、
こういう話の展開は、他の勉強会でもしょっちゅうなのです。

ええ~?そうなの~?
と、心の中でちょっと不平をもらしたりもしますが・・・。

昨日の講義では、そこのところをうまく整理して、
製品名もはっきりと出して、
お勧め材料の長所短所、注意点を述べて下さる、
非常に役立つものでした。

残念なのは、最新で、すぐれた材料は、
当然ながら 高い。

今話題の「仕分け」によって、保険点数がまた下がってしまいそうですが、
そういう中、そのあたり どう折り合いをつけていくのか。

とても悩ましい問題だと感じています。

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中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)