（お母様より）

息子の歯並びは、それはそれは酷いものでした。
私は、彼のことを「歯並びガタガタ妖怪」と呼んでいました。

私のこの呼び方が影響したのか、それともただの思春期だったのか定かではありませんが、小さい頃からひょうきんで、笑いが絶えなかった息子も中学生になると、歯を見せて笑うことをほとんどしなくなりました。

彼がスポーツ競技をしていた時期は、盆も正月もないような生活だったので、ついつい治療が先延ばしになり、ようやく治療を始めたのは彼が競技を引退した高校1年生の時でした。

「今日の治療はどうだった？」と尋ねる私に息子はいつも「先生が上手だから寝ている間に終わってる」と言っていました。

おかげさまで今では「歯並びガタガタ妖怪」の面影はなく、嵐のような思春期も通り過ぎ、時折きれいに並んだ歯を見せて穏やかに笑う息子を見て、嬉しく思っています。

みかこ先生、藤田先生、スタッフの皆さま、長い期間お世話になり本当にありがとうございました。

そして、これからも宜しくお願い致します。