村上春樹の「海辺のカフカ」
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ブログ村上春樹は嫌いでした。
初めて読んだ村上作品が ねじまき鳥クロニクル でしたが、
途中で挫折。
ぞれ以来、なんとなく敬遠してきた作家だったのです。
それが、前々回にお遍路で 坂出あたりを一緒に歩いていた方が、
「この辺りって、村上春樹の 海辺のカフカ の舞台なんですよね。」
とおっしゃった。
それがなぜかすごく心に残って、海辺のカフカを読み始めてみたら
これが心にしっかり入り込んできて、
寝不足になりながら 一気に読み終えました。
読んで良かった。。。大満足・・・
でも、これは今の私だから面白かったのであって、
数年前だったら また途中で挫折したかもしれない、と思います。
ただ、海辺のカフカの舞台は坂出ではなく高松。
それも舞台になる図書館は架空のもの。
結局 坂出を一緒に歩いた方がおっしゃったことは
何かの勘違いだったのかもしれないけれど、
村上春樹ワールドを もう一回私の目の前に広げてくださったあの時の遍路さんに
「ありがとう」 とお伝えしたいと思っています。