PM2.5 と タバコの害
カテゴリー:
読んで得する歯のはなし最近ちまたを騒がしているPM2,5.
マスクをしてくる患者さんが増えているのは、
花粉の季節とあいまって、このPM2,5も原因でしょうか?
先日の朝日新聞に、興味深い記事が載っていました。
PM2,5はタバコの煙にも含まれている。
日本のPM2,5の環境基準は一日平均で1立方メートルあたり35マイクログラム以下だが、
自由喫煙の店では500マイクログラムを越す値が報告されている。
ふ~む、さもありなん。
それにしても恐ろしい値。
実に環境基準の14倍!
町を歩く時にさえマスクをしている人は、この事実をどう受け止めるのでしょう?
今は禁煙の店がずいぶん増えて楽になったけれど、
昔はどこでも喫煙が当たり前で、辛い思いをしたものです。
その頃は、タバコを吸う人が同じ空間にいたら、咳も出るし、頭も痛くなっていたけれど、
仕方がないのだとあきらめていました。
それに比べると今はずっとましです。
でも、お酒を出す店ではいまだに喫煙自由なところが多く、
しんどいこともあります。
PM2,5のことはニュースで連日やかましく報道しているのに、
どうしてタバコのこういう害をはっきり公表してくれないでしょうね?
喫煙場所が屋外に設けてある場合など、
その周りって煙がすごくて息をとめて通りたくなることもありますが、
今回のこの報道を読んで「それって正しいリアクションなのかも」・・・と思ったりしています。
歯科治療の現場でも、
喫煙する方は 外科処置の後の治りがはっきりと遅いです。
喫煙していた方がタバコをやめると
歯肉の色ががらりと変わ り健康なハリがでるので、
その方に聞かなくても 喫煙されたことが判るほどです。
自分にもすごく悪い。
人にもすごく悪いタバコ。
PM2,5が怖いなんて言ってる場合ではないのでは?!