珍しい2本の過剰歯
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読んで得する歯のはなし
とっても珍しい「上顎正中のダブルの逆性過剰歯」です。
・・・といってもなにがなんだか普通の方には分からないのですが、
上顎の真ん中に、逆向きの余分な歯が2本もあるレントゲンなのです。
余分な歯があることもまれですが、まあ一年に2回くらいは出会います。
逆向きもまあ許せる。
が、それが2本ある、というのはこの仕事をして26年経ちますが、
初めてお目にかかりました。
4歳のお子さんで前歯を強く打って来院され、撮ったレントゲンでたまたま判ったのです。
このままでは永久歯がうまく生えないので
いずれ手術して取り出すことになります。
過剰歯はだれが悪いわけでもなく、
まったく偶然に発生するのですが、
なにもご丁寧に2本もなくてよかったのに、と思います。
(ちなみにこういうのは口腔外科の専門医に依頼して手術をしてもらいます)