パナソニック系の電動歯ブラシを使ってみました
カテゴリー:
読んで得する歯のはなし
先月 ブログにも書きましたが、
中村歯科の衛生士が勉強会に行って薦められたパナソニック系の電動歯ブラシ、
衛生士と私で購入して実際に使ってみました。
で、しばらく使ってみた感想ですが
衛生士も私も 「やっぱり手で磨く方が良いような気がする」 という結果です。
私たち歯磨きのプロは、
どこが磨き残しやすいか、
どこを念入りに磨かないといけないか、
などを良く判っていますから、そういう所は他の部分より力を少し加えて磨いたりします。
でも電動歯ブラシはちょっとでも力が入ると止まってしまう機能がついているので
そういう力加減が難しい。
加えて、電動歯ブラシ(特に音波ブラシ)は歯にあたるかあたらないか
・・という微妙なあて具合でないと本来の力を発揮しないのですが、
そういう当て方だと、本当に自分が磨きたいところに毛先が当たっているのかどうか判りにくい。
そして、一番後ろの歯の後ろ側や、歯並びがガタついている所には、
結局 補助の道具(製品名 プラウト など)を使わないといけないし、
フロスや歯間ブラシの使用もかかせない。
となると、やっぱり手で普通に磨くほうがいいんじゃない?
というわけです。
もちろん、それでも電動歯ブラシで磨きたいという患者さんもおられますので、
中村歯科ではおうちで使っておられる自分の電動歯ブラシを持参して頂き、
衛生士がその機種に合わせたブラッシング指導を行っています。