歯周病を治療すると、糖尿病の死亡率が下がります

今日、患者さんに
「歯槽膿漏を治すと、糖尿病が治るって本当ですか?」
と聞かれたので、
「たしかに歯槽膿漏を治すと糖尿病はかなり良くなりますよ」
とお答えしたのですが、
実際の数値を即答できなかったので調べてみました。

いろいろなデーターがあるのですが、
一番判り易いのは、
広島大学と広島県歯科医師会が行った22~24年度の調査結果でしょう。

歯科治療を受けると平均でHbA1cが0.4%減少する(良くなる)というデーターがあります。

ちなみに、HbA1cが1%低下すると(良くなると)
糖尿病の合併症は35%低下し、
糖尿病による死亡率は25%低下します。

これはけっこうすごい数値ではないでしょうか。

糖尿の方は、実は歯槽膿漏治療でよくなるのが健康な人よりゆっくりな事が多いのですが、
がんばるかいは十分あり! です。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
中村歯科ブログ(広島市南区皆実町)